教材の構成
本教材は、7つのユニット(+アルファ)から構成されています。各ユニットは8つのレッスンから構成されています。
1日1レッスンずつ進み、全部で60レッスンあります。
各レッスンはメールで届けられるので、一定のペースで学習を続けることができます。

メールについて
メールには、以下が記載されています。
- その日の文法の説明
- 英作文の練習課題
- オーディオのURL
- オーディオのスクリプト
メールに記載されているとおりに学習を進めてください。
学習オーディオについて
メールに記載されているURLをクリックするとオーディオを再生できます。
各ユニットの最初のレッスンには、
- ヒロシの職場での会話
- 会話内容の説明
- 英作文の練習
が収録されています。
各ユニットの2回目から7回目のレッスンには
- ヒロシの職場での会話
- 英作文の練習
が収録されています。
各ユニットの最後のレッスンは、そのユニットを復習する内容になっています。
ややこしいと思った場合は、難しく考えずにメールに書かれているとおりに進めてください。

ヒロシの職場での会話
ヒロシと外国人との英語での会話が流れます。該当するユニットで学ぶ文法表現が会話の中で使われています。
難解な単語・表現は使っていませんので、何を話しているのか聞き取るように集中して聞いてください。
聞き取れない部分があっても気にせずに次に進みましょう。ユニットを通じて同じ会話を聞きますので、最低でも7回、同じ内容を聞くことになります。
なお、ネイティブが日本語の地名や料理名などを言うときに日本語としては正しくない読み方をしています。たとえば、「もんじゃ焼き」など、ネイティブは変な言い方をしていますが、ネイティブがどのようにローマ字表記を発音するかが分かるので修正せずに残しました。
「ネイティブはこんなふうにローマ字を発音するのか。」と楽しんでいただけたらと思います。
『ヒロシの職場での会話』を最大限に活用してリスニング力を伸ばすには、『リスニングの練習方法』を読んでください。
会話内容の説明
「ヒロシの職場での会話」について、日本語での説明を聞くことができます。各ユニットの最初のレッスンだけに収録されています。
英作文の練習
そのレッスンで練習する英文が収録されています。
以下のように、日本語の後に無音の時間がありますので、英語で言う練習をしてください。その後、英文を聞いて正しく言えたかどうか確認します。さらに、英文の後の無音の時間に、もう一度練習してください。

英文は、声に出して言うことで効果が何倍にも上がります。また、英語に必要な口の筋肉を動かす練習にもなるので、実際に英会話をするときに、よりスムーズに話せるようになります。
スクリプトと英作文の使い分け方
オーディオは、
- スクリプト(ヒロシとクリスの会話)と
- 英作文の練習
から構成されています。
最初にオーディオを聞くときは、スクリプトと英作文の両方を聞きます。
(オーディオを最初から聞くだけです)
たとえば、レッスン1なら以下を聞きます。
スクリプト+英作文
スクリプトと英作文では「英作文」を優先的に練習します。
パッと英語が出てくるまで英作文を練習してください。
そのために、スクリプト抜きで英作文だけ練習できるオーディオも提供しています。
英作文だけのオーディオ
英作文を練習しても時間に余裕があるようなら、スクリプトを使ってシャドーイングの練習をします。
上のページに、シャドーイングのやり方をステップ1からステップ5に分けて説明しています。
「1日1ステップずつ進める」、「2日に1ステップ進める」など、あなたのペースで進めてください。
なお、繰り返しになりますが、英作文の練習を優先してください。
英作文ができていないのにシャドーイングを練習するようなことがないようにご注意ください。
学習のポイント
1.英文がパッと出てくるまで練習しましょう。
頭で考えながら英作文(和文英訳)している段階では、まだ会話では使いこなせません。すぐに英語が口から出てくるまで練習しましょう。
2.テキストを使う練習と、オーディオを使う練習の両方をしましょう。
メールに記載しているテキストを使う練習をしてから、オーディオを聞いて英作文を練習することで、メールを見て英作文を練習するのとは違った刺激を脳に与えることができます。
学習効果がぜんぜん違ってくるので、必ず両方しましょう。
3.「ヒロシの職場での会話」は、細部にこだわるよりも、全体の流れを把握することを意識しましょう。
「ヒロシの職場での会話」は、リスニングの練習と、該当する文法が会話でどのように使われているかを確認することが主な目的です。分からない部分があっても、レッスンが進むうちに分かるようになっていますので気にせずに学習を進めましょう。
時間に余裕がある場合はシャドーイングをしましょう。
4.必ず声に出して練習しましょう。
英語で話せるようになりたいのですから、声を出して英語を練習しましょう。声を出さずに頭の中で会話をシミュレーションするだけより、効果が何倍にもなります。
5.自分の身の回りのことに置き換えて英文を作りましょう(重要)。
例文をそのまま英語で言えるようになったら、単語を入れ替えてあなた自身に関係する英文を作って覚えましょう。
たとえば、レッスン25に以下の英文が載っています。
彼は、私に、5分前に電話をしました。
He called me five minutes ago.
これを以下のように単語を少し入れ替えて、身近な英文を作る練習をしておくと、英会話のときにさらに役に立ちます。
兄は、10分前に恋人に電話しました。
My brother called his girl friend 10 minutes ago.
兄は、10分前に恋人に電話しませんでした。
My brother didn’t call his girl friend 10 minutes ago.
私は昨日、恋人に電話しました。
I called my girl friend yesterday.
私は昨日、恋人に電話しませんでした。
I didn’t call my girl friend yesterday.
さらに、言葉を付け足して少し長い文を作ってみましょう。
妻が私に電話して、帰りに牛乳を買ってくるように言いました。
My wife called me and asked me to buy some milk on my way home.
教材に載っている例文で練習するだけでなく、このように自分で英作文することで、実際の英会話のときに柔軟に英文を作って話せるスキルが身に付きます。
6.毎日、続けましょう。
短い時間でもいいので、英語に触れることを習慣にしてください。どんなに忙し日でも、10分~30分くらいは時間がありますよね。トイレの時間やテレビのコマーシャルの時間なんかも勉強に使えますよ。
では、以上の点に気をつけて学習してください。