「難しい」「量が多い」と感じたときは

英語を勉強していると、いろいろな疑問や悩みが出てきます。

今回は、受講生さんから届いた疑問に回答しました。

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今日から勉強を始めましたがちょっと自信がありません。
覚えることが多いことと文法の説明が少ないことです。
どのように進めたらついていけますか ?

今日わからなかったことは
You are not ready to be a manager.です
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どのように勉強をすすめればいいか、以下の4つに分けてお答えしました。

■学習の負担を減らすには
■文法の説明について
■分からないことの調べ方
■それでも教材の量が多すぎると感じる場合

学習の負担を減らすには

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今日から勉強を始めましたがちょっと自信がありません。
覚えることが多いことと文法の説明が少ないことです。
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覚えることが多いと感じた場合は 、英作文の練習だけに集中してください。

オーディオは、以下の2つのセクションに分かれています。

1.ヒロシとクリスの会話
2.英作文の練習

各レッスンには、「ヒロシとクリスの会話」と 「英作文の練習」の両方を含むオーディオと 、「英作文の練習」だけのオーディオが含まれています。

以下のように書かれているリンクをクリックすると 「英作文の練習」だけすることができます。

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下のリンクをクリックすると英作文だけを練習できます。

http://todahon-offer.com/patenglish60/Eng_02com0000shortz.mp3
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まずは、この「英作文の練習」だけに集中してください。

「ヒロシとクリスの会話」は 、主にリスニング力を伸ばすための練習です。
時間的に余裕ができてきたときに 取り組んでください。

これで、学習負担が大幅に減ります。


文法の説明について

文法の説明は、英会話に最低限必要なことだけに限定しています。

なぜなら、文法を詳しく覚えても 英語を話せるようにならないし 、それどころか細かい文法ルールが気になって 英語を話せなくなってしまうからです。

ですので、英文を文法的に分析するのではなく 「そんなふうに表現するもの」として覚えてください。

そうすると、練習を重ねるうちに英語ではどのように言葉を並べればいいのか、英語のパターンが身についてきます。

英語のパターンが身についてくると 自然に正しい文法で話せるようになります。

どうしても文法が気になって仕方ない場合は、以下のページに文法を解説していますので読んでください。

文法の基礎の基礎

もっと詳しく知りたい場合は、以下のページをどうぞ。

詳しい説明

ただし、「分からないところを調べる」程度で十分です。

分からないことの調べ方

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> 今日わからなかったことは
> You are not ready to be a manager.です
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何が分からなかったのかを お伝えいただかなければ説明できません。

必ず、何が分からないかをお伝えください。

今回は、分からないときにどうすればいいかを説明します。


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あなたは、管理職になる準備ができていません。
You are not ready to be a manager.
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上記の英文で日本語と英語を照らし合わせると、「manager」は「管理職」という意味で、「ready」は「準備」という意味があることが何となく分かるはずです。

「manager」は名詞なので、そのまま覚えてください。

「ready」は、「ready to be~」のように続いているので「何これ?」となるかもしれませんね。

そんなときは、アルクの英辞郎で調べましょう。

http://www.alc.co.jp/

アルクで提供されている辞書「英辞郎」には、大量の単語・熟語が登録されています。

英辞郎で検索すれば、英語学習者が知るべき言葉は何でも見つかります。
もし英辞郎で見つからなければ、調べ方が悪いか、その言葉は知らなくてもいいということです。

英辞郎で調べるには、以下のように検索ボックスに入力します。
ポイントは、最初はその言葉の前後に付いている前置詞(inやatなど)も一緒に検索することです。

スマートフォンでも同じように検索できます。

「検索」ボタンを押すと、以下のように言葉の意味が表示されます。

これを見れば「be動詞 + ready to~」は、「いつでも~できる」「~する用意がある」などの意味であることが分かります。

これで、先ほどの英文の意味が分かるはずです。

あなたは、管理職になる準備ができていません。
You are not ready to be a manager.

もし、ここまで調べても疑問が残る場合は、メールで問い合わせてください。


なお、今回は「ready to」と検索したら、知りたい情報がうまく見つかりましたが、このように検索しても知りたいことが見つからない場合もあります。

そんなときは、検索語を減らして検索します。

今回の場合は、「ready」だけを検索します。

すると、以下のような結果が得られます。

このように英辞郎を使えば、ほとんどの言葉の意味は分かります。


では、他の例を紹介します。

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あなたは、毎日この電車を利用するのですか?
Do you take this train every day?
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上の英文には、「take this train」という言葉が出てきます。

日本語訳と照らし合わせると「この電車を利用する」という意味ということが分かります。

でも、どうして「利用する」なのに「use」じゃないんだ?と気になって仕方ない場合は、「take train」のように、動詞と名詞を検索します。
ポイントは、「a」や「the」、「this」などは含めないことです。

すると、以下のように答えが出てきます。


もう1つ例文を紹介します。

以下の英文を見て、「a cup of」と「a glass of」は何が違うんだ?どう使い分けたらいいんだ?と疑問に思ったとします。

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私は、朝食にコーヒーを飲みます。
I drink a cup of coffee for breakfast.
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そんなときは、「a cup of a glass of 使い分け」や「a cup of a glass of 違い」などGoogleで検索します。

https://www.google.co.jp/

すると、以下のように、そのものズバリの答えが見つかります。


もう1つ例を紹介します。

以下の英文を見て、なぜ「any」 の後ろが単数形の「child」ではなく複数形の「children」になっているんだ?「any」の後ろは単数じゃないの?と思ったとします。

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あなたは、お子さんがいますか?
Do you have any children?
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そんなときは、「any 単数 複数」のようにGoogleで検索します。
すると、以下のようにそのものズバリの答えが見つかります。

このように検索すると、英語学習の疑問はほぼすべて解決できます。

それでも教材の量が多すぎると感じる場合

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覚えることが多いことと文法の説明が少ないことです。
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英作文の練習だけに限定すれば、学習量をかなり減らすことができます。

また、週に3レッスンのコースで勉強した場合、1週間に60文を練習することになります。

1日なら10文程度です。
それも内容がバラバラの英文ではなく、以下のように同じパターンの英文です。

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1. これは、いい写真です。
This is a good picture.

2. これが、私の職場です。
This is my office.

3. これが、あなたの机です。
This is your desk.
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疑問文の場合は受け答えがあるので数が増えますが、シンプルな回答ばかりなのでそれほど負担は大きくないはずです。

頑張って練習しましょう。

もし、同じパターンの英文を1日10文も練習できないというのであれば、メールで送られてくるレッスンは使わずに、教材サイトを使ってもっとゆっくり勉強することもできます。

しかし、そんなに学習量を減らしてしまっては、英語を身に付けられる日ははるか遠くになってしまいます。